カビの予防について

 暖かくなり本格的な梅雨の季節がやってきます。 今回はカビの予防についてです。一般的にはあまり知られていない事も書きますので、皆さん是非参考にしてくださいね。

 家の中の「カビ」ときいてまず皆さんが頭に浮かぶのは、浴室だと思います。タイルや目地、パッキンに黒く繁殖しているのが気になりますね。 では、その”カビ”どこから来たのでしょうか?勝手に発生はしません。 皆さんが外から持ち込んで来たものなのですよ。 カビは”胞子”という種のようなものをつくり、ちりや埃と一緒に空気中を漂います。 換気すれば窓から入ってきます。土汚れにも大量にいますね。 1年間で空気中のカビの胞子数が1番多くなるのが、6月と9月です。7月と8月は気温が高いのと乾燥で、数が減少します。 カビが増殖する要件としては、水分、栄養源などが必要ですが、現実的には水分があればどこでも増殖します。 特に浴室に生える黒いカビは、栄養源が少なくても、水分さえあれば簡単に増殖します。胞子が発芽し、菌糸という根のようなものを四方に伸ばしていきます。 1〜2日あれば、目に見える程度に増殖します。

 カビの胞子の大きさは、小さいもので10マイクロメートル程度(1mmの1/100)目に見えないほど小さいものです。 胞子の大きさから考えれば、ほんの少しの水滴でも大きなプールに見えます。増殖するには十分な量なのです。 そして、カビの菌糸はどこにでも穴をあけることができます。菌糸が延びるその瞬発的な力は生物で最高レベルのパワーと言われています。タイルやパッキンなどは簡単に穴だらけにします。金属でも穴を開ける例が報告されています。 では、どうすればよいのか? 胞子を極力浴室内に入れないのがよいのですが、完璧に防ぐことは不可能なので、入ってきたもの、増殖したものを殺します。 でも、「カビは簡単に死なない! 黒くのこったままで、またすぐに生えてくる!」と思っている方も多いと思います。 その理由は2つあります。

1)カビ取り剤は、カビや汚れと接触することで殺菌効果がなくなり、浸透した先では、その効果を十分に発揮できません。だから、表面のカビは死んで、白くなっても、奥にあるカビは生きたままになることがよくあります。白くなることと、完全に死ぬことは全くちがいます。

2)一度カビが生えた処は、小さな穴が無数にあいています。そこに水がたまり、またカビが生えるということになります。いくら、浴室を頑張って乾燥させても、カビにとってほんの小さな水滴さえ、砂漠のオアシスとなっているのです。一度完全に死滅しても、同じ処にまた別の胞子が付着し、増殖しているだけです。 とは、言っても浴室の湿度を下げる事は、カビの予防には有効です。出来るだけやりましょう。

 カビを簡単に殺す方法があります。 実は、70%の消毒用アルコールで簡単に死にます。 アルコールは浸透力も強く、殺菌効果は浸透した先でも持続されます。 では、なぜアルコールが使われないのか? 簡単です。黒い汚れは取れないからです。 だから、カビを殺し、黒い残骸を白くして取り除くことが大切です。 でも、取り除いたあとはそこに水が貯まりやすく、カビのオアシスになるので、なるべく生やさない様に頑張りましょう! 特に6月〜9月の間は、しっかりと換気して、1週間に一度は掃除をしましょう。

◎カビの退治方法(浴室のタイル、パッキン)

アルコール(市販のアルコールスプレー)をカビが生えている処にたっぷりかけて下さい(乾燥した状態の処にかけて下さい)。それでカビは死んでいます。 注意:アルコールで変質する素材をつかっている場所には使えません。

次に、かならず手袋とめがねを着用し、市販のカビ取り剤をかけながら、使い古した歯ブラシでしっかりこすってください。 注意:十分に換気しながら行い、飛び散ったり、服にかからないように注意!飛び散ると服に白い斑点できますので、白い服でやることをオススメします。 暫く(30分程度)おいてから、しっかり洗い流して、換気してください。

◎カビの予防方法(浴室の場合)

胞子の侵入をできるだけ少なくすることと、発芽させないようにすることです。 浴室のかどなど水がたまりやすい処は、入浴後にシャワーでしっかりと洗い流し、汚れと胞子をその場所から取り除きます。 その後、換気します。窓を開けるより、換気扇で浴室から湿った空気を出す方をオススメします。窓から空気が入ってくると、当然胞子も一緒に浴室にはいってくることになります。

企画監修:株式会社ウエルシーライフラボ